英会話を勉強する前に知っておくべき【日本人が英語が聞き取れない21の理由】

英会話を勉強する前に知っておくべき【日本人が英語が聞き取れない21の理由】

ネイティブの英語がなかなか聞き取れなくて困っている。どうすればもっと英語をききとれるようになるのでしょうか。耳が英語になれていないとか、単語を知らないからではないか?と必死で洋楽や洋画をみて、英単語を勉強している人がいるが、まずは日本人が英語が聞き取れない理由を知ることで次の勉強法を見出していきましょう。

理由1:言語で利用している音の数が根本的にことなる

もともと日本語と英語とでは、利用している音の数が根本的にことなるということを理解しておきましょう。日本語は24音素であり、英語は44音素あるということです。つまり自分が幼いころから聞いてきている音だけではカバーできないという事実を認識しておきましょう。

理由2:発音できない音は聞き取れないという事実

自分が発音できない音を、自分が聞き分けることは困難です。中でも、LとRの発音やaの発音などは、日本人にとってもっとも難しいと言われています。これらの発音の違いは、自分で発音などを出し分けることができるようになれば、聞き分けることはかのうであるはずです。音痴の人が音階を理解できないように、音を聞き分けられない人は、英語も理解できないのです。

理由3:知らない単語が多いから簡単な部分に耳を集中させてしまう

そもそもの単語の意味をしらなければ、会話中のどの部分で単語が切れたのかさえ知ることができません。単語を区切って聞き取ることができないので結果として部分的にもヒアリングすることが困難になってきます。やはり通説通り、最低限の英単語は理解しておくことに限るのは事実です。

理由4:自分の知らない英文法があるという事実

英単語同様に、自分の知らない英文法を会話中に利用されてしまえば相手の行っていることややってほしいことを実行に写すことが困難になってきます。やはり、英単語同様に最低限の英文法は理解した上で、英会話のヒアリングに臨む方が、よりヒアリングの勉強が効果的であるはずです。

理由5:息継ぎのポイントが日本語と違うと言うこと

英語の発音と日本語の発音が違うのは当然ですが、息継ぎのポイントが違うのをご存知でしょうか。文章であれば、どこで単語が区切られているのかがわかりますが、口頭であると単語の区切れは目で判断することができません。口頭の場合、人は息継ぎのポイントや間の取り方で単語単語を理解しようとします。
しかし、英語の発音の方法として繋げて発音するような、I wanna, I gonnaのような方言があります。このような連続する言葉を理解するためには、事前につなげて発音する息継ぎポイントを学んでおく必要があります。

理由6:英語にも方言があることを理解しよう

先ほどの口語的表現である”wanna, gonna”も基本的には方言の部類に入ります。東北弁で日本語を学習した外国人は、関西弁の日本語を理解するのには苦労するのと同じように、ニューヨークの英語を学んだ日本人にとって、フロリダあたりの南部訛りのある英語を理解することは難しいということを理解しておきましょう。

理由7:初めて話す人には誰だとだれでも緊張する

日本人同士でも、初対面の人と会話をするのは緊張するものです。緊張という空気が、理解できるものも理解できなくしてしまう傾向にあります。例えば日本人の就職面接で、ものすごく緊張している志望者にとって、面接官の話していることを理解するためには覚悟をきめなければなりません。あなたにとって初対面の外国人というのは、面接官のようにあなたのことを緊張させる相手であるということもも知っておきましょう。

理由8:相手も間違っているかもしれない

意外と日本人が知らないのは、相手も英語をまちがって喋っている可能性があると言うことです。ネイティブであれば間違うことはないのですが、英語を使う人は必ずしもネイティブばかりではないと言うことです。ドイツ人やオランダ人やロシア人も英語を使うのです。彼らの英語も時として間違っている場合もあります。相手にしっかりと聞き返して、成否をたしかめて会話を進めるようにしましょう。

理由9:自分が知らない領域の話はだれも日本語でもわからない

当たり前のことですが、文系の人に理系の領分の話をしても通じません。同様に相手が話している内容が、自分が知っている領分の内容の話なのかを聞き分けましょう。TOEICのヒアリングテストなどでも出題される内容でも自分の理解がそもそも乏しいエリアの内容では、理解することは難しいはずですのでわからなくても気にしないようにしましょう。

理由10:話がつまらなければ聞き取れない

日本人同士でもありますが、相手の話がつまらなければ耳に入ってきません。それは、つまらない学校の教師の言葉が生徒の耳に届かないように、つまらない英会話の先生の言葉は、いくら一生懸命理解しようとしても理解できません。英会話の先生の話がつまらなければ、おもいきって先生を変えるか学校を変えてみるといいかもしれません。英語の教師はたった一人ではないのですから。

理由11:100%相手の言うことを理解することは日本語でも難しい

一語一句逃さず聞き取るということは日本語でも、なかなかできることではありません。日本語をヒアリングしているときを思い出してください。なんとなく聞きながら、要点だけを聞き会話を成立させていないでしょうか。英語も同じで、すべで相手の言葉の隅からすみまでを理解する必要はなく、話の大筋だけを理解することをまずは心がけてみましょう。そうすると気楽に、相手の話を聞けてくるかもしれません。

理由12:文化的な違いから表現方法がことなるということ

英語のジョークが、日本人につたわらないように文化的な表現のため意味が理解できないものが英語には存在します。そもそも日本語も英語もそれぞれの文化が生み出した一つの文化が、言語ですので相手の文化をある程度しらなければ、話している内容を理解することは難しいはずです。

理由13:いつも同じ使い回しを予測してはいけない

英語がある程度、聞き取れるようになってくると次はこうくると予想ができてくるようになります。しかし、この予想が帰って自分の聞き取りを苦労させる結果になってしまうのです。簡単なところでは、What〜から始まれば、基本的に質問だな〜よしどんな質問だろうと身構えてしまい、実は感嘆詞のWhat a beautiful *****!といったものだとすると、予想を覆され自分のペースで相手の話を聞くことができなくなってしまいます。いつでも先入観は持たずに相手の話をきけるようにしておきましょう。

理由14:言葉を使わない表現方法を知らない

参照:https://www.contentrunner.com/blog/know-when-to-use-quotation-marks/

言葉を使わない、アイコンタクトやボディーランゲージという意思疎通の方法を日本人はあまり知らない傾向にあります。そのため相手のアイコンタクトの意味や、ボディーランゲージの意味を知らなければ本当の意味の言葉を知ることができません。

例えば、相手が話している最中に、両手を持ってきて、人差し指と中指を揃えながら指を2回曲げて話をしたとします。このジェスチャーは英語の表現である””コーテーションマークの意味で使われますが、基本的に話の内容を強調したい時や、相手を小馬鹿にするときに使います。どちらかと言うと言った言葉と反対の意味である場合があります!You are really “awsome!”

理由15:英語レベルが同じであるほうがお互い理解しやすい

英会話レベルの一緒の外国人同士の方が、英会話が成立すると言う事実をご存知でしょうか。自分と同じ英会話レベルであると、相手が何を思って言葉を発しているのかを理解できるのです。逆もしかりです。自分が相手よりも英会話レベルが高いと、相手の言っている英語がいまいち理解できないことがあります。その理由としては、主に相手の間違って使っている英文法や単語をそのまま理解しようとしてしまうからです。全体の話の流れから言葉の意味を理解しようとするとよいでしょう。

理由16:口語的表現と文法は違って当たりまえ

日本人の英文法スキルはかなり高いのですが、口語的表現は必ずしも文法的ではないのです。日本でも口語的表現が文法的には間違っているとしばしばテレビで指摘されていたりします。しかし現状としては常い人は文法的に間違っている言葉を使っています。日本人全てが国語の点数が100点ではないのです。英語圏の人たちも常に英語の文法テストは100点とは限らないのです。相手の表現に合わせた理解を心がけていきましょう。

理由17:単純に話の論点がまちがっている可能性

人と話をしていて、回答が明後日の方向であるときはないでしょうか。英語も同じ現象が生じる場合があります。この場合、論点がまったく違うのですから話の理解をすることができなくて当然です。例えば今、裁判所の言動について話をしたいと思っていても、相手の聞き違いで昨日のテニスの試合の話をされてば意味がわからないのも当然です。まずはしっかりと相手に何を話したいのかをストレートに伝えられるようになりましょう。

理由18:勉強の集中力もリスニング時の集中力も根本は同じ

聞きなれない言語は、聞きなれない大学の講義を聞いているのと同じようなものです。集中してきいていないと、聞き漏れてしまうことはたくさんあるはずです。特に自身の英会話スキルや英語スキル自体が低い場合は、特に集中が必要です。集中して相手の話を聞かなければ、どのようなことを相手が言ったかを理解するのは難しいはずです。もしわからない単語があれば、大学の授業と同じようにしっかりと手をあげて相手に質問しましょう。what did you say?

理由19:固有名詞は知らなきゃ当然わからない

固有名詞は、知らなければ聞き取ることは難しいのが当然です。特に専門用語や地名などは難しいはずです。日本の地名でも「センダイにいってきてね、東日本海をみてきたんだけどなかなか波乗りにはいいスポットだったよ!」と話がでても、鹿児島の川内(センダイ)を知らなければ話の意味がわかりません。福島の仙台であれば太平洋側でしょ!と誰しも思うはずです。固有名詞を使い人も極力説明が必要ですが、相手は知っていて当然と思って話すことが多いですので、わからない名詞が出てきたらすぐに聞き返しましょう。

理由20:話の話題が1本に集中できていない

話の話題が、あっちこっちに飛んでしまう人がいます。日本人同士で話をしていても、さっきまでは芸能人の話をしていたのが、政治家の話になっていたり話が飛びすぎでついていくことが困難な人がいます。同じように英語を話しているときにも、話の話題が1本ではない場合が多々見受けられます。そのようなときには聞き流しておいて、へ〜といえるようにできる心のゆとりをもって英会話に臨んでみましょう。

理由21:相手も同じように、自分の話をきいていないかもしれない

最後に、相手はあなたの話を聞いていないということを心にとめておきましょう。自分は、この話を相手としたい!と思っていても相手もあなたと同じように「この話をしたい!」と思っている場合があります。その結果、自分が求めている答えを話してくれないために、相手の言いたいことがわからない場合があります。

まとめ

以上が、日本人が英語が聞き取れない21の理由でしたがいかがでしたでしょうか。初めの10個ほどの理由は、日本文化の違いや自分の能力不足によるヒアリング能力の不足でしたが、残りの10個は少し違いました。それは日本人同士でも起きうるコミニケーションのすれ違いでもおこるような理由でもありました。つまり、外国人も一人の人間であるということです。日本人はどうしても英会話をするときに英語を話す相手を高く評価しすぎる傾向にあるため、相手が人であることを忘れてしまいがちです。話す相手も日本人同様ただの人です。英語は相手とのコミュニケーションと取るための手段であり、目的ではありません。しっかりと相手のコミュニケーションをとるためには、まず相手のことをよくみて話をしていきましょう。