ヒアリングとスピーキングはどちらが難しい?レベルに合わせた勉強法

ヒアリングとスピーキングはどちらが難しい?レベルに合わせた勉強法

よく、『あの人の言ってることは理解できるんだけど、なんと言っていいかわからないんだよね』という人がいますが、あなたはヒアリングとスピーキングどちらが難しいと思いますか?言ってることが理解できる、もしくはなんとなく理解できるという人は、ヒアリングよりもスピーキングが難しいと捉えているということなのでしょうが、実際はどうなのでしょうか。

あかちゃんが言葉を覚えるのは耳からだからヒアリングが先?

ちょうど今、私には1歳の子供がいますが本当によく物事聞いているなと感じます。それは、自分たちでさえ聞き逃していた音を拾って発音しているからです。最近では「わんわん」というワードを覚えて道で犬とすれ違ったり、「ワンワン」という鳴き声がするたびに娘が「わんわん」と音を発するのです。この間も、家の中にいて遠くから聞こえてきた大人が聞き逃してしまった、犬の鳴き声をキャッチして「わんわん」と発し驚きました。

あかちゃんが言葉を覚える過程と同じように大人も多くのことは耳から覚えていくのではないでしょうか。つまりヒアリングから英語の音を覚え、そして発音発生していくことができるのだと思います。事実音感のよいシンガーなどは英語の歌を歌う時も発音がよく、外国人のシンガーも日本語の歌を歌っている時は日本語の発音に違和感を感じるたことがありません。

ヒアリングが簡単とは一概には言えません

ある程度英語を勉強し、話すことができるようになってくるとぶつかる壁があります。それがヒアリングです。ヒアリングは上達すればするほど、大人になればなるほど難しくなります。「人の話をきいているの?」と日本語でも言われた経験はないでしょうか?もしくは、人の話を遮って自分の話をしていることはありませんか?実はある程度、英語を使いこなせるようになるとスピーキングの方が簡単になってくる時期があるのです。

ある一定のレベルのヒアリング能力では、単語・単語のでしか聞き取ることができません。赤ちゃんが断片的に、物事を聞き理解する程度のように、英語を習い始めた人は断片的でしか英語をヒアリングしていないのです。それが少しずつ英語レベルが上がるにつれて聞き取れる内容が増えてくると、それを文として解釈することが難しくなってくるのです。

日本語でも、前後の文のニュアンスで文章の意味が異なってくることがあります。それと同じように英語にも、前後の文のニュアンスで内容が異なる場合があるのです。よく日本人は『英語は物事をストレートにはっきりいう』とされていますが、実は日本語と同じようにニュアンスがあります。それを大抵の日本人は聞き取れず相手を不快にさせてしまう場合があります。実際に私も留学中に、ホームステイ先のホストをそのような理由で怒らせた日本人を知っています。

結局ヒアリングとスピーキングがどちらが難しい?

結論からいうと、英語の初期段階はスピーキングが難しく、中盤から後半にかけてがヒアリングが難しくなってきます。このことを踏まえると、英語初心者の勉強方法は簡単なヒアリングから行い中盤からスピーキングを勉強し、最終的にヒアリングを勉強しっていくという流れがスムーズに勉強していけるのではないでしょうか。

英語レベルに合わせた勉強法と教材とは

最近はやっている聞き流すだけの勉強法は、英語初心者である人にはある程度必要な教材であるのかと思います。また、ヒアリングでおすすめな映画はやはりディズニー映画です。それも極力現代版や普段の生活からかけ離れていないものが望ましいです。最近の「美女と野獣」では、やはり中世の英語や物語の英語を使う傾向にあります。おすすめは「魔法にかけられて」というディズニー映画がおすすめです。ニューヨークで使われている英語が少しスローな感じで使われて、聞き取りやすくなっています。