SIMフリーとは

SIMフリーとは

SIMフリーとは、携帯電話の契約者情報、電話番号情報やキャリア情報の入ったSIM(シム)カードの利用制限がない利用端末のことをさします。ではSIMフリーであると何が利用者にとってメリットがあるのでしょうか。逆にデメリットは一体なんなのでしょうか。

SIMフリーの最大のメリット

SIMフリーの一番のメリットは、今まで利用・愛用してきた機種をそのまま利用することができるという点です。

今まで利用してきている端末には多くのデータや思い出が詰まっていますが、キャリア変更をするときはかならず機種も一緒に買い替えなければなりませんでした。しかし、このSIMフリーの端末であれば機種を変更することなくキャリアを変更することができるのです。

つまり、学生割引で特だったauから社会人になってdocomoやsoftbankに切り替える時に、端末を変更しなくてもよくなったのです。

最近では、携帯の三代キャリアであるau,docomo,softbank以外に、格安スマホメーカーがサービスを開始してきています。それらのサービスを利用する際にも、このSIMフリーの端末であれば簡単に乗り換えることが可能となります。

安いプランに切り替えるために高額な機種代金を払わなくてもよくなった

いままでは新機種が出るたびに乗り換えていたかもしれませんが、スマホの機種代金も進化するたびに高くなってきています。iPhoneXに至っては、まるで一台のノートパソコンと同じような値段になってきました。これらの機種代金もSIMフリーの端末であれば、新規の機種を購入することなく他キャリアの安いプランに変更することができます。

安いプランやお得なプランのために、家族ごと乗り換えるパターンはすくなかったはずです。家族分として3台以上の携帯をメーカー移動のために機種変をすることで10万円以上の出費があったはずです。しかしこのSIMフリーの端末を利用することでこれらの出費を抑えることができます。

LINEやSNSNのデータ・写真のデータが消える心配もありません

そもそも画像や音楽、SNSのデータは携帯本体や携帯のデータカード(SDカード)等に保管されています。そのため、キャリア変更により機種が変わった場合にのみ、データの移管が必要となってきます。

しかし、携帯の端末そのものを変えることをしなければ今まで蓄積してきたデータを別の場所に保存・保管しておく必要がありません。特にLIENのやりとりやデータなどは、機種変更をする際にかなり面倒なことをしなければなりませんでした。なかにはデータが消えてしまった人もいるのではないでしょうか。

SIMフリーにデメリットはあるの?

結論から言うと、SIMフリーにデメリットはほとんど見当たりません。

日本ではSIMロック解除(SIMフリー)が義務化されたのは2015年からです。一方で世界ではすでにSIMフリーの端末が出回っていました。日本国内においては3大キャリアと呼ばれている通信会社がユーザーの流出を避けるためにSIMロックをしていた事実が見えてくるはずです。

首輪やオリに入れられていた動物が、いきなり制限をなくされて広い庭を自由に遊びまわっていいよ!と突然言われて困惑するように、SIMロックという制限がいきなり外された私たちユーザーにこの自由はある意味不自由とも感じるかもしれません。ですがこの自由な環境になることで、自分にあった携帯プランを探してみてはいかがでしょうか。