子どものイヤイヤを教育にかえる視点の転換方法

子どものイヤイヤを教育にかえる視点の転換方法

こどものイヤイヤ期。いつも天使のように思える我が子も、小悪魔のように思えてしまう瞬間でもあります。ほんとうに、こちらの方が「もうイヤーーーー」と叫び出したい時もあります。そんな時こそ、実は教育のタイミングであるという視点を持つことで、自分の心も落ち着かせることができ子供の成長をうながせるとしたらどうでしょう。このあいだ七段への最年少昇段記録を塗り替えた藤井聡太さんが受けていた教育、モンテッソーリは、このイヤイヤを教育の視点で見ることができる教育方法なのです。

なぜイヤイヤ期がおこるのか

そもそもイヤイヤ期がおこるのは、子どもの成長段階としては大切なことであるとみなさんが理解していると思います。それは、子供の自我が芽生えてきているからなのです。自分の好みの食事・お菓子・場所・洋服・行動など、さまざまなものに対して自分の好き・嫌いが別れてきます。自分の”好き”なものを与えられなかったり、制限されることでイヤイヤ行動が発動します。

「泣き始めたり・逃げ回ったり・床の上に寝転んで動かなくなってしまったり」とあなたを困らせる行動をとってしまっています。

ただでさえ神経をすり減らしてしまう育児ですが、こんな行動を取られると本当に疲れてしまい「いやーーーーー」となってしまいます。どうして?なんでわかってくれないと?ダメって言ってるでしょ。そんな言葉を子ども発してしまいます。中にはおもわず手をあげてしまうケースもあるのではないでしょうか。そのあと、やり過ぎたことを後悔していたりするものです。

子どものイヤイヤでイライライしないという考え方

まずは、子どものイヤイヤでイライラしないようにします。その方法としては、自分の時間に余裕をもって行動をするということです。自分の行動を制限されることが一番人をイライラさせるものになります。子どものイヤイヤをまずはしっかりと受け入れられる態勢にしておきましょう。

子どもとどこか出かけるときやお店から帰るときなど、自分が思っている想定時間よりも10分から30ふん前に行動するように心がけます。そうすることで、10分〜30分の時間、子どものイライラで行動を制限されたとしても予定通りに物事をすすめることができるのでイライラすることもなく、子どもの向き合うことができます。

子どものイヤイヤの原因を追求する

子どもがなぜ、イヤイヤとしてしまうのでしょうか。それは、自分の好きなものを制限されてしまうからです。好きなおやつを食べさせてもらえない、自分の好きな洋服をきさせてもらうことができない。もっとこの場所で遊んでいたい。この食べ物は口に合わないので食べたくないなど、様々な自分の好みがでてきます。これを見方をかえるとわがままですが、主張とも捉えることができます。

私たちは、この主張と真剣に向き合う必要があります。ついつい相手が子どもであるため、むりやり連れて帰ったりお菓子をあげなかったりと「力(権力)」でねじ伏せてしまいます。これでは、子どもも納得しませんしイヤイヤが続いてしまいます。このイヤイヤ=不満・欲求がどこからくるのかを追求していく必要があります。

なぜダメなのかを子どもに伝える

相手が子どもだから、「これはダメ!」と否定する言葉しか伝えずにいるケースがあります。お菓子ばかりを食べたがる子供に対しては、なぜお菓子ではなくご飯を食べた方がよいうのかを伝えます。もちろん、専門的なことを説明する必要はありません。「これから晩御飯で準備をするからお母さんのご飯を一緒に食べようね。」といってあげるようにしましょう。

お家に帰りたくない子に「もう置いていくからね、バイバイ〜」ではなく、「パパがお家にかえってくるから一緒に帰ろう・ご飯を食べるからうちに帰ろう」と家に帰る理由を伝えてあげましょう。一方的にあなたの要望だけを通すことが相手に伝わらないのと同じように自我が芽生えた子どもも一人の人間であると認識するようにしましょう。

言っても伝わらないときはどうする

そんなことを言っても伝わらない〜!!!と嘆いている方も多いのではないでしょうか。イヤーしか答えが帰ってこない時があります。そんな時は、ただ

相手に考える時間を与えます。

付き合ってください!!デートしてくださいと言われて、考える時間ももらえず、いきなり手を引っ張られてどいこかに連れて行かれたらどうでしょう。かなり強引というかイヤですよね。。。(ま・・・ときには強引さが必要といいますが良いときもありますが・・・・)子どもも同様に、考える時間を与えるようにしましょう。そのための10〜30分の余裕を持っておくと落ち着いて子どもに考える時間を与えてあげることができます。

まとめ

子どものイヤイヤ期で、イヤになるのは基本的に子どものことを一人の人として見ることができないからです。自我が芽生えた時点で、子どもは一人と人間です。そのような態度で親も望まなければ、子どもも自分の欲求が通らずに余計にイライラします。まずは心にゆとりをもちましょう。そのために、10分から30分の時間の余裕を持って行動し、子どものイヤイヤがでたら相手の欲求と欲求に対してなぜ対応することができないことを伝え、返答をまちましょう。きっと待つ間にあなたの心にも余裕がでてくるのではないでしょうか。