イヤイヤ期の子どもを持つ父親の3つの心構え

イヤイヤ期の子どもを持つ父親の3つの心構え

イヤイヤ期の子どもと格闘しているのは大抵は母親で、父親は蚊帳の外という構図が目に移ります。百貨店でも子どものダダと格闘しているのは母親で、父親は大抵その格闘している場所の数歩先でどこか明後日の方向をむいていることがほとんどです。最近ではイクパパという言葉があるように、このシチュエーションが逆のパターンも見受けられますが・・・実際に、子どもと向き合わないことで夫婦間の溝ができる場合もあります。育児の中でもっとも大変なこのイヤイヤ期を乗り切るお父さんのために三つの心がまえについてお話します。

自分のやりたいことは後回しに

とにかく、自分のことは後回しに物事は行動するようにしましょう。この時期の子どもの欲求はもちろんのこと、妻も24時間つねに子どもと向き合い肉体的ににも精神的ににもつかれています。そのため、仕事から疲れて帰ってきた父親のあなたに対して、「パパあれやって〜、これやって〜」といった要求が家族から投げかけられます。そんな時は、笑顔で応えられるようにしておきましょう。

時には自分のやりたいことがあるはずです。どうしても仕事の案件で話をしない時は別ですが、後回しにできるようであれば家族を優先しましょう。イヤイヤ期というのはその後の思春期にも大きな影響を与えます。そのため、このイヤイヤ期での家族との過ごし方が将来の家族との関係性をきめます。イヤイヤ期に相手をしないことで、子どもとの距離が生まれてしまい、しまいには妻との距離も開いてしまうことがありますので注意が必要です。

妻の理不尽に耐えよ

この時期の子育て注力している妻・お母さんは、お父さんに対して理不尽になります。理由としては、育児のストレスからくるものでありこの理不尽をぶつける相手がパートナーであるあなたであるからです。育児ストレスをかかえている女性は、ある調査では84%にも及ぶという結果がでております。一方で男性の場合は59.5%の人がストレスを感じているようです。つまり育児が基本、女性にのみ偏っている傾向にあるのだと考えられます。

この偏った育児によるストレスのため、妻のあなたに対する要求が不満が強くなってきます。とくに妻のストレスを高めるイヤイヤ期であればなおさらです。イヤイヤ期のパパは、少しでもママのストレスを受け止めてあげましょう。そうすることで、結果ママがイヤイヤ期の子供に対してしっかりと向き合える心のゆとりを作ることができます。

子どもの目線で話をする

パパも子どもの目線で話をしましょう。物理的にしゃがんで子どもと目線を合わせて話をするということです。子どもが「嫌っ!」となったときに、「ダメ!!!」と頭ごなしに叱らないようにしましょう。パパの発言力は子どもにとってかなりの威力があります。それは常にいるママとちがい、子どもはパパから叱られることの免疫がありません。そのため、パパのダメは最初は効き目があるかもしれませんが、徐々に免疫ができてきて言うことをきかなくなります。

パパもしっかりと子どもが、なぜ嫌なのかを理由を聞いてあげましょう。理由が納得できるものであれば、一緒に子どもがしたがっていることをサポートしてあげましょう。逆に理解できない場合には、子どもにその「イヤ」が今ダメな理由を説明しましょう。その時に注意することが、ダメの理由が自分本位でないということです。しっかりと相手が納得するような答えを用意してあげましょう。

イヤイヤ期は子どもが一人の人として成長してきているあかしてです。他の大人を動かすためには、相手を納得させたりモチベートさせる必要があるのと同じように、イヤイヤ期の子どもに対しても同じ目線で納得させる必要性があります。

まとめ

イヤイヤ期のパパの役目はとても重要です。普段、子どもと接する機会が少ないからこそあなたの発言力が行動が家族に与える影響は大きいものになります。だからこそ、家族といるときは、まず家族優先にし自分のことは後回しにするようにしましょう。そして、ママのストレスを受け止める度量をみにつけましょう。ママはストレスを発散させることで、イヤイヤ期の子どもと向き合う態勢がととのいます。そして、パパのあなた自身も子どもとしっかりと向き合い、一人の人として子どもと向き合う心構えをもちましょう。