英語長文を読んでいると、必ず出てくるのが「わからない単語」です。そのたびに辞書を引いていては、なかなか読み進められず時間もかかってしまいます。しかし、効率的な調べ方や読み方の工夫を取り入れれば、長文読解のスピードと理解度をぐっと高めることができます。
本記事では、英語長文でわからない単語が出たときの調べ方と、効率よく学習を進めるための読解法を具体的に解説します。
まずは文脈から推測する習慣をつけよう
長文読解で大切なのは、いきなり辞書に頼らず「文脈から意味を推測する」力を養うことです。英語の試験や実際の文章では、知らない単語が出ても周囲の文脈からおおよその意味をつかめば十分理解できる場合が多くあります。
例えば、“He was so thrilled to see his old friend again.” という文で “thrilled” の意味がわからなくても、「友人に再会して so(とても)〜した」と考えれば「喜んだ・ワクワクした」と推測できます。
効率的な単語の調べ方
単語を調べるときに意識したいのは「すべてを調べない」ことです。重要度の低い単語に時間をかけすぎると、文章全体の理解が進まず、結果的に効率が悪くなってしまいます。まずは文章の意味を理解するうえで核となる単語に絞って調べる習慣をつけましょう。
さらに、辞書の選び方にも工夫が必要です。英和辞典は意味を直感的に理解しやすいですが、英英辞典を使えば英語のまま理解でき、ニュアンスをつかむのに役立ちます。また、Google翻訳や辞書アプリを活用すれば、スマホやPCで素早く検索でき、学習効率が格段に向上します。
わからない単語すべてを調べない
長文読解の際に、出てくる単語を全部調べてしまうのは非効率です。重要なのは「文全体の理解」に役立つ単語を優先して確認すること。例えば、形容詞や細かい副詞は多少わからなくても大意は把握できますが、主語や動詞など文の核となる単語を見逃すと意味がつかめません。
❌ 後回し可:細かい副詞・装飾語(大意には影響しにくい語)
✅ 大事:主語・動詞・名詞(文章の骨格になる語)
英和辞典より英英辞典も活用する
英和辞典は日本語で直感的に理解できる点で便利ですが、英英辞典を使うと英語のままニュアンスをとらえられます。英語学習に慣れてきたら、両方を併用すると効果的です。特に英英辞典は「シンプルな英語での定義」を学べるため、語感や使い方を身につけやすくなります。
| 辞書の種類 | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 英和辞典 | 直感的に理解しやすい、日本語訳が早い | 日本語に頼りすぎることがある | 初心者〜中級者 |
| 英英辞典 | 英語で定義を理解できる、語感を鍛えられる | 最初は難しく感じることがある | 中級者以上 |
アプリやブラウザ機能を利用する
現代の英語学習では、辞書アプリやブラウザの拡張機能を使うのが効率的です。スマホやPCですぐに調べられるので、紙の辞書に比べてスピードが格段に上がります。また、アプリによっては単語帳機能や復習リストが自動で作成されるため、調べた単語を後から学び直すのにも便利です。
代表的なツールの例:
- Google翻訳(文章全体の意味をざっくり把握)
- 英辞郎 on the WEB(例文付きで実用的な理解)
- Oxford Learner’s Dictionary アプリ(英英辞典でニュアンスを学べる)
調べた単語を定着させる工夫
調べた単語は、そのままにしておくとすぐに忘れてしまいます。定着させるためには、必ず「二度以上触れる」工夫を取り入れることが重要です。例えば単語帳アプリに登録して繰り返し確認する、あるいは同じ文章を読み返して単語を再度確認するといった方法が効果的です。
また、アウトプットも有効です。調べた単語を使って自分なりの例文を作ってみると、より記憶に残りやすくなります。読んだ文章に出てきた単語を「自分の言葉で使える」状態に変えることで、次に同じ単語が出てきても立ち止まらずに理解できるようになります。
単語帳やアプリに登録する
調べた単語はその場限りではすぐに忘れてしまいます。単語帳やアプリに登録して繰り返し復習することで、記憶に残りやすくなります。特にアプリなら通知や復習スケジュールを自動で管理できるので、学習の習慣化につながります。
- Anki(間隔反復で効率よく復習できる)
- mikan(アプリで手軽に単語テストが可能)
- Quizlet(カード式で例文も管理しやすい)
長文の中で再確認する
調べた単語は、同じ長文をもう一度読み返すことで定着度が上がります。初回よりスムーズに理解できるため、「成長を実感」しやすい点も学習継続に効果的です。読解練習として、時間を置いてから再挑戦するのもおすすめです。
| 学習ステップ | 効果 |
|---|---|
| 1回目の読解 | わからない単語を調べる段階 |
| 2回目の読解 | スムーズに理解し直し、自信がつく |
| 3回目の読解 | 語彙が自然に定着、速読力も向上 |
自分で例文を作ってアウトプットする
単語は「使ってみる」ことで記憶に残ります。調べた単語を自分の状況に合わせて例文を作ると、意味や用法がより深く理解できます。アウトプットを意識すると、実際の会話やライティングで即戦力として使えるようになります。
例:
- 単語:thrive(繁栄する、成長する)
- 自作例文:I want to thrive in my new job environment.
このように学んだ単語を繰り返し使うことで、長期記憶に残りやすくなります。
まとめ|「調べ方」と「読解法」で長文が楽になる
英語長文でわからない単語が出るのは自然なことです。大切なのは、すぐに辞書に頼るのではなく、文脈から推測したり、重要な単語だけ効率的に調べたりすること。そして、調べた単語を繰り返し復習して定着させる工夫が、読解力を高める近道です。
効率的な単語調べと読解法を身につければ、英語長文に苦手意識を持たず、スラスラと読み進められるようになるはずです。

