英語を学ぶのは大変そうに思えても、実はちょっとした工夫で驚くほど楽しく続けられます。大人になってからの学習では「遊びながら学ぶ」ことがモチベーション維持のカギ。英語をレクリエーションに取り入れることで、自然に単語やフレーズが身につき、実際の会話にも活かせるようになります。
今回は、大人にこそおすすめしたい「英語を楽しめるレクリエーションアイデア」を5つご紹介します。友人や家族と盛り上がれるゲームから、一人で気軽に挑戦できるアクティビティまで、思わず試してみたくなるものばかり。どんなゲームがあるのか、ぜひチェックしてみてください。
ジェスチャーゲーム(Charades)
紙に英単語やフレーズを書いておき、1人が身振り手振りで表現し、ほかの参加者が英語で答えるシンプルなゲームです。答える側は語彙力を試され、表現する側は「英語を使わずに伝える力」を養えます。笑いが起こりやすく、初心者でも楽しみやすいのが魅力です。
👉 シンプルに「英単語をジェスチャーで表現し、相手に当ててもらう」ゲームですが、声を出さないことで英語表現を体で覚える効果があり、大人でも大いに盛り上がります。
- お題を用意する
紙に英単語やフレーズを書き、箱や袋に入れておきます。テーマを「動物」「映画タイトル」「日常の動作」などにすると遊びやすいです。 - 演じる人と当てる人に分かれる
一人がお題を引き、声を出さずにジェスチャーだけで表現します。たとえば「cat」なら猫の動きを真似したり、「cooking」なら鍋をかき混ぜる仕草をします。 - 制限時間を決める
30秒や1分など時間を決め、チームや個人で答えを当てます。英語で答えるルールにすると、自然とアウトプットの練習にもなります。 - 得点を競うとさらに盛り上がる
正解したら1点、より多く当てたチームが勝ち。勝敗がつくことで、遊び感覚の中にちょっとしたスリルも加わります。
Charadesの楽しさは、言葉を一切使わずに“伝える”ことにあります。動物の動きを大げさに真似したり、スポーツの動作を全身で表現したりすると、自然と笑いが起きて場が盛り上がります。伝える側は「どうやったら分かってもらえるかな?」と工夫するのが面白く、当てる側は「え?それって…!」と推理しながら答える楽しさがあります。思いもよらない表現が飛び出すこともあり、大人同士でも子どものように夢中になれるゲームです。
さらに、時間制限やチーム戦にするとスリルが増して、一層盛り上がります。「惜しい!あとちょっと!」というハラハラ感が加わり、笑顔や歓声が絶えません。勉強というよりもパーティーゲームの感覚で楽しめるので、英語学習を「楽しいイベント」として体験できるのが魅力です。
20 Questions(20の質問ゲーム)
出題者が「動物」「モノ」「有名人」などを思い浮かべ、他の人がYes/Noで答えられる質問を繰り返し、正解を導きます。例えば「Is it bigger than a dog?」のように質問を積み重ねることで、自然に英語の表現が身につきます。推理ゲーム感覚で楽しめるので、会話力の強化にも最適です。
👉 シンプルながら盛り上がるゲームで、複数人で遊ぶと英語の質問表現をたくさん使えるのがメリットです。
- お題を決める
出題者が「人」「動物」「物」などのお題を一つ思い浮かべます。紙に書いて隠しておいてもOKです。 - 質問は「Yes/No」で答えられる形にする
回答者は順番に質問をしていきます。たとえば「Is it an animal?(それは動物ですか?)」「Is it bigger than a car?(車より大きいですか?)」など。出題者は「Yes」か「No」で答えます。 - 20回まで質問可能
質問は最大20回まで。質問を重ねながらヒントを絞り込み、最後にお題を当てます。20回以内に正解できれば回答者の勝ちです。 - 英語学習としてのポイント
質問文を作る練習になるので、疑問文の組み立て方やボキャブラリーが自然と身につきます。慣れてきたら「Does it…?」「Can it…?」「Is it…?」など、質問のバリエーションを意識してみると学習効果が高まります。
20 Questionsの楽しさは、「限られた質問でどれだけ正解に近づけるか」という推理ゲームのドキドキ感にあります。質問を重ねるたびに「動物かな?」「いや、乗り物かも!」とイメージが絞られていく過程がスリル満点で、答えが分かった瞬間には大きな盛り上がりが生まれます。質問役も回答役も頭を使うので、ただのクイズではなく参加者全員が夢中になれるのが魅力です。
さらに、チーム対抗戦にしたり、質問を英語でしかできないルールにするとゲーム性が一段とアップします。「質問を工夫しないと20回以内に答えが出せない」という縛りがあるからこそ、会話が盛り上がり、自然と英語でやり取りする時間が増えていきます。勉強ではなく「探偵ごっこ」のように遊べるのが、このゲームの大きなポイントです。
英語しりとり(Word Chain)
「apple → elephant → tiger」のように、前の単語の最後の文字から新しい単語をつなげていく遊びです。テーマを「食べ物」「動物」などに絞ると難易度が調整でき、語彙力強化にもつながります。制限時間を設けると一気に盛り上がり、スピード感のあるトレーニングになります。
👉 簡単な単語から始められるので、英語学習初心者でも気軽に取り組め、大人同士でも盛り上がれるゲームです。
- ルールは日本のしりとりと同じ
最初の人が英単語を言い、その単語の最後のアルファベットから始まる単語を次の人が言います。 例: apple → elephant → tree → egg … - 使える単語の範囲を決める
「食べ物」「動物」「日常で使う単語」など、ジャンルを決めるとレベルに合った単語が出やすくなり、学習効果もアップします。 - 制限時間を設けるとスリルUP
10秒以内に答えるなどルールを加えると、遊びに緊張感が出て盛り上がります。 - 学習ポイント
しりとりは語彙力を試すゲームです。思い出せない単語を調べながら遊ぶことで、新しい単語が自然と記憶に残ります。また、アルファベットの音にも意識が向くため、スペルの定着にも役立ちます。
英語しりとりの面白さは、次々とつながる言葉のリズム感にあります。知っている単語をパッと口にするスピード感や、思い出せそうで出てこないもどかしさが、自然と笑いや盛り上がりを生みます。簡単な単語から始めても、どんどん難しい単語が出てくると「おっ!」と驚かされる瞬間があり、大人同士でもつい真剣になってしまいます。
さらに、制限時間を設けたり、ジャンルを「動物だけ」「食べ物だけ」に絞ったりするとゲーム性がアップします。負けた人にちょっとした罰ゲームを加えると、より遊びらしく盛り上がります。勉強というよりも「言葉遊び」の延長として楽しめるのが魅力で、気がつけば語彙も増えているのがこのゲームの良さです。
Taboo(禁止ワード説明ゲーム)
与えられたお題を説明する際に「使ってはいけない単語」が設定されているゲームです。例えば「doctor」を説明するときに「hospital」「sick」「medicine」を使ってはいけない、というルール。語彙を言い換える力や、相手にわかりやすく伝える力が鍛えられます。中級以上の学習者に特におすすめです。
👉 語彙力だけでなく、柔軟な表現力を伸ばせるゲームなので、中級以上の学習者に特におすすめです。
- カードを準備する
1枚のカードに「答えとなる単語」と「禁止ワード」を数個書いておきます。 例:「hospital(病院)」 → 禁止ワード:doctor, patient, sick, medicine - 説明役と回答役に分かれる
説明役はカードに書かれた「禁止ワード」を使わずに、その単語を説明します。 例:「hospital」を説明するなら「It’s a place where people go when they are not well.」など。 - 回答者は英語で答える
制限時間内(1分など)にできるだけ多く正解することを目指します。英語で答えるルールにすることで、アウトプット練習にもなります。 - 英語学習としてのポイント
「言い換え表現」を鍛えられるのが最大の特徴。知っている単語を組み合わせて説明する力が養われ、実際の会話で「どう言えば伝わるか」を工夫する練習になります。
Tabooの一番の楽しさは、「言いたい言葉を直接使えないもどかしさ」にあります。禁止ワードを避けながら説明しようとすると、思わぬ言い換え表現が飛び出したり、ジェスチャーで補おうとしたりして、場が自然と盛り上がります。説明する人は頭をフル回転させる必要があり、聞いている側も「何を言いたいのかな?」と推理ゲーム感覚で参加できるのが魅力です。
また、時間制限を設けてチーム戦にすれば、ゲームの緊張感と競争心が加わってさらに白熱します。「あえて禁止ワードを入れてしまってアウト!」なんてハプニングも、笑いのきっかけになります。勉強としてではなく、「どうにか伝えたい!」という気持ちが遊びの要素になるので、大人同士でも夢中になれるゲームです。
Role Play(ロールプレイ)
シチュエーションを設定し、実際にその場にいるかのように会話を行います。例えば「レストランで注文する」「空港でチェックインする」など。即興で会話を作る練習になるので、実用的なフレーズを覚えやすくなります。慣れてくるとユーモアを交えて楽しむこともでき、自然な英会話力が磨かれます。
👉 ロールプレイは「知っている英語を実際に使う」練習に最適で、英会話の自信を高めたい大人にぴったりの学習法です。
- シチュエーションを決める
「レストランで注文する」「空港でチェックインする」「病院で診察を受ける」など、実際に使う場面を設定します。 - 役割を分担する
一人が店員やスタッフ役、もう一人が客や利用者役を担当。セリフを読み上げるのではなく、即興で会話を進めるのがポイントです。 - 英語でやり取りする
たとえばレストランなら「Can I have a coffee, please?」と注文したり、店員役は「Sure. Would you like milk or sugar?」と応答します。実際の会話に近い形で練習できます。 - 振り返りで学びを深める 終わった後に「別の言い方は?」「もっと丁寧に伝えるには?」などを確認すると、応用力が身につきます。
このゲームはどちらかというと少し学習要素が強く遊びという印象が薄い気もします。ですが、英語学習を「遊び」に変えるポイントは、ルールやゲーム性を加えることです。
たとえば制限時間を設けて「何秒以内に答えられるか」を競ったり、チーム戦にして得点をつけることで、単なる練習が一気に盛り上がります。正解したら拍手をする、面白い表現が出たらポイントを追加するなど、遊び心を取り入れると、学習がイベントのような感覚に変わります。
もうひとつの工夫は「シチュエーションを物語のように設定する」ことです。旅行先での会話や、海外の映画のワンシーンを再現するなど、自分を主人公に見立てると、演じている感覚になって自然と楽しく続けられます。勉強という意識を「体験」「遊び」に変えることで、学習効果はそのままに、気分はぐっと軽やかになります。
まとめ
英語学習は机に向かうだけでなく、遊びやレクリエーションの中にもたくさんの工夫を取り入れることができます。ジェスチャーゲームや20 Questionsのような推理系、英語しりとりのような言葉遊び、Tabooやロールプレイのような会話練習系など、どれも大人が夢中になれる要素が詰まっています。楽しみながら自然と単語やフレーズが身につくので、学習を「続ける力」にもつながります。
今回ご紹介した5つのアイデアは、友人や家族とワイワイ楽しむのはもちろん、一人でも工夫して取り入れることができます。「英語の勉強をしなきゃ」ではなく、「遊びのついでに英語を使ってみよう」という気持ちで始めれば、ぐっとハードルが下がります。ぜひ生活の中に取り入れて、英語をもっと身近で楽しいものにしてみてください。

