どこのショッピングモールに出店したらいい?おすすめはYahooである話

どこのショッピングモールに出店したらいい?おすすめはYahooである話

ネットショップといえば、楽天やAmazonというイメージがつよりどうしてもYahooは、ショッピングモールの中では三番手のイメージです。しかし、今からショッピングモールに出店しようとしている方は断然Yahooをおすすすめします。その理由についてご紹介したいと思います。

ランニングコストを抑えることができる点

こちらはYahooショッピングのシュミレーターのページに表記されている表ですが、2017年の時点ですでに他社のおよそ1/3という状況です。まずYahooは基本の出店手数料が無料であるという点です。トリプルというショップページを自由にできるシステムを利用すると月額で3000円となりますが、それでも他社と比べると安いです。

ショッピングモール プラン名 月額料金 販売手数料
Yahooショッピング 0円 3.8%~
楽天市場 ライトプラン 39,800円 5%~
Amazon 小口出品サービス 0円 100円+販売金額の8〜15%

それぞれのショッピングモールにおける最低ラインでの出店を比較してみました。課金方法に関してはある程度理解しないと難しいかもしれませんが、ざっくりというと上記の表でまとめています。

ここからもわかるようにYahooショッピングが月額利用料金もかからずにかつ販売手数料も他社よりも安いようです。

それぞれ出店していた経験からも一番コストがかかっていた印象なのはAmazonです。決済サービス等や配送サービスなどの手間、顧客の質などを考えると割高でもないかもしれませんが、やはり3モールを比較したさいにAmazonが一番高かったです。

3大ショッピングモールの中で一番の伸び率がYahooショッピング

2018年の売上伸長率でいうと、Yahooが23%増加・Amazonが16%増・楽天が11%増という形をECのミカタ(https://ecnomikata.com/ecnews/22093/)が発表しています。

伸び利率が高い理由は、さまざまな戦略の結果ですが一つに会員の有料化プレミアム会員に対するポイントの大量配布にあるのではないでしょうか。購入者心理として「有料で会員を支払っているのだからモトをとらなきゃ!」という心理が働き購入を促進している状況です。

たとえでいうのであれば、食べ放題などでもあるように通常の商品単価よりも料金を高めに設定して食べ放題していますが、購入者側の心理は出来るだけたくさんたべなきゃ!という心理がはたらきます。このような心理を利用しているように感じます。

今後のYahooの戦略としてペイペイという、今キャッシュレス事業においてもっとも勢いのある会社と提携しています。今後ペイペイ支払いがしやすいショップが増えてくることで、ポイント還元などを行うことでモールにおける流通総額が上昇することが予想されます。

意外とやっていないポイント対策で優位に立てる

楽天ではすでにポイント10倍セールをやるというのが当たり前になってきていますが、Yahooにおいてはポイント還元などに関しては極力お金やコストをかけたくないというショップが集まってきているからか、ポイント戦略が有効的です。

例えば、検索したときに、上記のような部分にプレミアム会員向けにバッジが表示されるようになるのでプレミアム会員向けへの訴求は重要です。

といってもではポイントを単純に10倍ということではないようです。プレミアム会員向けに訴求するためには売上原資の数%を利用する必要があります。

まとめ

これはあくまでも推測ですが、Yahooに出店する企業や店舗のほとんどが出店料が安いため楽天などを経験していない店舗が多く店舗運営を知らない競合が多く、かつ楽天を利用していた店舗はYahooの使い方をしらず今までそれほど力を入れていなかった店舗が多いように感じます。

ランニングコストが安く、市場の伸びも期待でき、かつ競合優位性を保つことできる施策が埋もれているYahooショッピングが今、出店するチャンスです。出店を検討している店舗はぜひYahooショッピングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。