二人の子育てにイライラするママの「アンガーマネージメント」とは

二人の子育てにイライラするママの「アンガーマネージメント」とは

はじめての子育てをなんとか乗り越えたとおもったら、年子。一人でも大変な子育てが倍に・・・子供はとってもかわいいのに、どっちつかずな状態に陥ってしまい結果としていつもイライラしてしまっているお母さん。イライラしない毎日をおくるためのアンガーマネージメントで、笑顔な毎日を子供と家族と過ごしましょう。

ちなみに、アンガーマネージメントとは「アンガー」を「マネージメント」すること、つまり「怒り・イライラ」を「コントロール」するという意味です。「アンガーマネージメント」は、人を成長させてくれます。育児でイライラを溜め込んでいる方は、一緒にアンガーマネージメントでイライラをコントロールして、一緒に成長していきましょう。

あなたを困らせるイライラの原因

あなたをイライラさせるのは、いったいなんでしょうか。

  • 子供の泣き声?
  • 壁に落書きをする長女の行動?
  • 料理中に二人同時に抱っこを要求してくること?
  • 自分勝手な行動をとって、手伝ってくれない旦那の存在?
  • 無神経な旦那の発言?
  • 「私のときは〇〇くらいやってたわよ」と自分と比べる母親の発言?
  • 寝不足だから?
  • 貧血気味だから?
  • オムツをはかそうとすると逃げ回る長女?
  • 背中スイッチが敏感な0歳の長男のせい?

いろんなことや人があなたのことをイライラさせているのではないでしょうか。原因は一つじゃなくたくさんあるように思えてなりません。ですが、実はあなたをイライラさせている理由はたった一つなのです。それは、あなた自身が無意識に決めている育児のルールを守れない自分に対してイライラしているのです。

とくに子供やイライラしている相手に対して、「もっと遊ぶ時間を大切にしなくては」「怒らないでしっかりといいきかせなくては・・・」「旦那さんにもしっかりと子育てできている自分を見せたい」「大好きな旦那様に対して、できる妻でありたい」と無意識に自分自身の理想を抱いています。

理想が、ある程度の理想であればいいのですがイライラする人にとって、この理想がある意味で自分のルールとなってしまい上記のような状態でなければいけないと思っているのです。

そして、理想の自分と現実の自分の行動がかけ離れていくことで不満が心にたまってしまいイライラを相手に対してぶつけてしまう結果となるのです。つまり自分に対して完璧を求める厳しい真面目な性格な人ほどイライラしやすいといえます。

自分をゆるして、そして認めてあげてください

イライラの解決は、まずは自分の理想にたいして行動できない自分をゆるしてあげましょう。朝おきれなくてもいいんです。こどもが泣いていてもいいんです。ご近所迷惑になるかもしれませんが、いいんです。(大抵の場合が、迷惑になるかもしれない・・・という気持ちがあなたを不安にさせています。)

子供に対して、自分がしてあげたいことがたくさんあるかもしれ。ですが時間は有限です。あなたが下の子の面倒をみていれば、上の子の面倒をみることが難しいのは当然です。できなかった自分を責めないでください。あなたがいま、イライラしているということはある意味で頑張っているという証拠でもあるということなのです。

そして、いまの自分ができることはここまでなんだと自分で認められるようになりましょう。1日でできる行動の量はひとそれぞれです。自分の母親や姑と比べても、自分ができることはここまでであると認めることができれば楽になれるはずです。きっと、自分の母親もできたのだから、わたしも同じようにしなくては・・・・できるはずだと自分を無意識に責めている自分がいるはずです。そんな自分を説得し、いまできる自分の作業量はこの程度なんだと理解しみとめましょう。

よそはよそ。うちはうち。

人の子がどうだとか、近所のこうがどう、上の子がどうだった、下の子はどうっだったと比べるのもやめましょう。十人十色とよくいいますが、それぞれの個性をしっかりと母親は認識しておきましょう。人と違うことで、自分のこどもはおかしいのではないか?自分の育て方がまずいのではないか?といった比較することで自分を責めていることもあります。

よそはよそ。うちはうち。

違うことが当たり前で、むしろ同じことであることが不自然であるというのが世界の常識です。人と同じであることを重んじる日本人の良さでもありますが、実際ひとの個性や生き方や育て方はひとそれぞれ。しっかりと違いがあるということを理解しておきましょう。

育児のSOSはイライラ度で測っておこう

育児でのイライラは、ある意味自分の精神や自分の作業量のバロメーターでもあります。最近イライラすることが増えてきていると思ったら、SOSを周りに出しましょう。旦那にするにもよし、実家に連絡するもよし、自治体に相談するのもよし、とにかくSOSを出すことが大切です。

しかし、このイライライする人に限って、SOSを出すことすらも拒む傾向にある人が多くいます。SOSを出すことが恥ずかしい、だめな自分を晒すようでみっともないといった思いがあるかもしれません。しかしこのSOSは、次の自分がイライラしないための方法なのです。

どうしても、SOSができない人もいるかもしれません。そこで、周りの人がママのSOSを感知できるようにしておきましょう。また、イライラしていないときに夫婦間で〇〇をしだしたらSOS信号ときめておきましょう。SOSが出たら、ママのまわりの人は一旦ママが育児から離れられるような環境にしてあげましょう。

まとめ

自分のイライラの原因は、真面目なあなた自身が決めたルールのせいです。ルールを少しくらいゆるくしてあげることも大切です。人と比較してイライラするのも疲れますが、それが日本人のさがでもあるかもしれません。もし次にイライラしだしたら、まずは周りにSOSを発信して育児から離脱しましょう。そして、自分ルールの設定をさげて次にチャレンジしましょう。きっとこの積み重ねで、自分たちの母親は親として成長してきたのではないでしょうか。あなたもアンガーマネージメントで、いっしょに成長していきましょう。